何回訪れても不思議に思ってしまうのは、台湾では寺院がやけにきらびやかなこと。神社仏閣がライトアップされているのが当たり前でない日本からやってくると、台湾の寺院は毎日がパーティナイトだ。入口からして大きな電光掲示板が置かれ、ありがたいお言葉なのか連絡事項なのか、いずれにしても何かのメッセージが四六時中流れているし、寺院の中に入っても光り輝くエリアが設けられている。高雄で訪れた文武聖殿という寺院もそうだった。街に夜の帳が下りた後も、関羽を主祭神とする道教寺院は不夜城のように輝いていた。
平日の夜だったので、さすがに参拝客は少ない。各フロアのあちこちに神様が祀られていることを考えると、参拝客よりも神様のほうが大勢いるのではないかと勘ぐってしまう有り様だったもの、中は煌々と輝いていた。祭壇の前に立てられた大きな円柱も、祝福の灯で覆われていて光を放っている。このように輝く寺院ばかり眺めていると、台湾の神様は影が気に食わないのではないかと思ってしまう。
2024年8月 町角 台湾 | |
香炉 高雄 光 寺院 |
No
12640
撮影年月
2024年3月
投稿日
2024年08月31日
更新日
2024年09月29日
撮影場所
高雄 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF