ミャンマーではクーンを売っている人をよく目にする。クーンとはインドではパーンと呼ばれる噛煙草風の嗜好品だ。歩道の端にちょっとしたスタンドを構えて売っている人もいれば、トレイに商売道具一式を載せて売り歩いている人もいる。一体どちらの方が商売としてうまくいくのだろうか。スタンドを構えれば、そのうち馴染みの客もできるだろうし、売り歩いていれば仕事が忙しくてスタンドまで買いに来られない人にも販売できる。どちらにも良い面がるような気がして、どちらがより良い販売方法なのかはちょっと考えたくらいでは答えを出せない。
いずれにせよ、写真の男は前者のスタンドで販売する方法を選んだ業者だった。男は歩道にテーブルを出してクーンを売っている。テーブルの上には幾つものキンマの葉が広げられていて、男はその葉ひとつひとつにビンロウの実を載せている。テーブルの端においてある籠の中は、ビンロウの実でいっぱいだった。ちなみに、葉が白っぽくなっているのは石灰水を塗っているからだ。
2019年9月 ミャンマー 人びと | |
葉 パーン 露天商 ヤンゴン |
No
11186
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年09月09日
更新日
2023年09月09日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA