のんびりとした空気が漂っているヤンゴン中央駅近くの路地を歩いていた。ここでは女性たちは忙しそうに動き回っている。こなさなければならない家事は多い。なにせ洗濯機も一般的ではないここでは洗濯も手で行わなければならない。その一方で、女性とは対照的に男たちは概して暇そうだ。他のアジア諸国と同じように、ここでも男よりも女の方が働き者だ。家事は女性が行うものというジェンダーロールがあるのだろう。
写真の若い男も暇そうにしていたひとり。青いギターを抱えて路地に腰掛けていた男は、気ままにギターを弾いていた。残念ながら僕が目の前に立ち止まると、男は弾くのを止めてしまう。見知らぬ外国人に凝視されて恥ずかしくなったのか手で顔を隠している。地元の人たちがどのような音楽を好むのか興味があったのだけれど、この男がどのような曲を弾くのかは分からなかった。ここで男がレッド・ツェッペリンの「天国への階段」でも弾き出したら、意外な選曲で楽しかったのに。
2019年7月 ミャンマー 人びと | |
恥ずかしがり屋 青 ギター 刺青 ヤンゴン 青年 |
No
11091
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年07月10日
更新日
2023年11月27日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA