プネーの町をウロウロしていると露天市が開かれている場所に出くわした。露店商たちが自ら運んできた商品を路上に並べて売っている。この写真の年配の女性もそのような露店商のひとりだ。鮮やかな青いサリーをまとったその女性は、そこで釈迦頭とリンゴを販売していたのだ。
女性の目の前にはふたつの籠が置いてあって、ひとつには釈迦頭が、もうひとつには林檎が山盛りになっていた。傍らには重さを計るための分銅も転がっている。量り売りだ。分銅を使って昔ながらの天秤で重さを量るのだった。
日本では珍しい釈迦頭よりも、僕が目を惹かれたのは、女性の手に描かれていたたものだ。刺青のように見える。おそらくは何か意味のある文様を彫っているのだと思うけれど、女性の腕に見える文様が何を意味しているのかは分からなかった。
2011年3月 インド 人びと | |
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No
5332
撮影年月
2010年10月
投稿日
2011年03月23日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
プネー / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
RICOH GR DIGITAL