ヤンゴンの町には多くの自転車タクシーが走っている。町自体はかなり発展してきていて、自動車も多く走っているのだけれど、今でも昔ながらの自転車タクシーを利用する人は多い。ミャンマーの自転車タクシーはインドやネパールで見かけるサイクルリクシャーとはちょっと形状が違う。サイクルリクシャーは車夫の腰掛けるサドルの後方に乗客が乗る座席が取り付けられている。これに対し、ミャンマーの自転車タクシーは自転車の横に座席が取り付けられているのだった。地元の人はこれを「サイカー」と呼んでいる。英語のサイドカーが訛ったものだそうだ。
ダウンタウンの道を歩いていると、一台のサイカーが停まっているのが見えた。車夫が愛車の上に横になって寝ている。まだ午前中だったけれど、男はかなり疲れているようだ。もしくは昨晩飲み過ぎたのかもしれない。自転車の車体の横に取り付けられた座席の上には雨期だからかビニールシートが置かれていた。そして、上には車夫のサンダルが置かれている。きちんと並べられているところを見ると、車種は結構几帳面なのかもしれない。
2018年10月 町角 ミャンマー | |
ロンジー サイカ サンダル 睡眠 ヤンゴン |
No
10776
撮影年月
2018年9月
投稿日
2018年10月27日
更新日
2024年01月29日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA