タニンにあるオークポースー駅近くにある集落の奥へ進んでいった。駅まで徒歩数分という東京ならば誰もが住みたいと思うような立地だけれど、ここには店ひとつない。建っているのは高床式の家と家畜小屋ばかりだ。繁華街らしさは全く無くのどかな空気が漂っている。完全な田舎町だ。
集落を歩いていると、ふたりの男の子と行き合った。家でのんびりとすごしているところのようだ。観光地でもなんでもない集落でカメラを片手にした外国人旅行者を見かけることなんてないのだろう。僕を見つけたふたりは、その現状に少々困惑しているようだ。
入り口の階段に腰を下ろしていた男の子は、タナカを塗りたぐった顔をキョトンとさせていて、もうひとりの男の子は家の中で寝転がりながら不思議そうに僕を見ていた。状況を理解できたのか、寝転がっていた男の子は何かしらポーズを決めなければならないと思ったようで、カメラを見ながら手で人差し指と親指を伸ばしてハンドサインを作っていた。
2019年5月 ミャンマー 人びと | |
男の子 二人組 指 サンダル 裸足 タナカ タニン |
No
11032
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年05月30日
更新日
2023年12月14日
撮影場所
タニン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA