大通りの脇には多くの自動車が駐められていた。8年前にヤンゴンに来た時には走っている車は日本の中古車ばかりで、中には日本で走っていたいた時のままに日本語の社名や広告を車体に書いたまま走っている車も多く見かけたものだった。でも、この8年ですっかり状況が変わったようだ。ミャンマー政府が民政移管時に自動車の輸入を解禁した結果、ヤンゴンを走っている車にも新車の姿が目立つようになっている。人口が5000万を超えるミャンマーは自動車メーカーにとって魅力的な市場なのだろう。
勢力を拡大している自動車とは対照的に人力で走る自転車タクシーは徐々に勢力が衰えているように見える。車道の主役の座は自動車に取って代わられつつあるのだ。自転車タクシーの車夫たちは追いやられるような形で駐車された自動車たちの脇で客待ちしていた。以前よりも肩身が狭くなっているかのように見えてしまう。そんな車夫にカメラを向けると、先行きの不安を振り払うかのように力強く親指を立ててくれた。
2019年1月 ミャンマー 人びと | |
ロンジー リクシャワラー タンクトップ サムアップ ヤンゴン |
No
10862
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年01月16日
更新日
2024年01月23日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA