新宿駅の西口には大きなロータリーがある。平日には車で混雑しているロータリーの周辺も、この日は週末だったので閑散としていた。僕は歩道橋の上に立ち止まり、眼下ののんびりとした往来を眺めていた。時折、自動車が現れては通り過ぎていく。
しばらくすると、1台の自転車が路上に姿を現した。自転車は閑散とした道を我が物で走っている。よく見てみると、自転車の後部には大きなビニールの四角い箱が載っていた。どうやら、この自転車はUber Eatsの配達パートナーのようだ。このところ、Uber Eatsの配達パートナーを見かけることが多くなったような気がする。その一方で、Uber本体のサービスを利用しているという人にはほとんど出会うことはない。
Uberというとライドシェアサービスの会社なのだけれど、日本で提供しているサービスは単なるタクシーの配車サービスだけだ。日本ではお金を取って人を運ぶサービスを行うには第二種運転免許が必要で、それを待たずに行うと白タクと同じとみなされる。つまり、Uberのライドシェアサービスを提供しようと第二種免許免許を持っていない一般の人が有料で人を運ぶと、自動的に違法タクシーになるという訳だ。そのため、Uberの日本でのサービスはタクシーの配車サービスに留まっている。このようにして、日本は世界の潮流から取り残されていくのだろう。
2019年9月 町角 東京 | |
自転車 新宿 通り |
No
11196
撮影年月
2019年1月
投稿日
2019年09月16日
更新日
2020年01月16日
撮影場所
新宿 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA