気がつくと、東京においてシェアサイクルはかなり普及している。都心部には思いも寄らないビルの横にシェアサイクルが置かれているし、都心から離れたところでもところどころにシェアサイクルの基地が設けられていたりする。ちょっとした距離を乗るにはとても便利になっているのだ。
これだけシェアサイクルが普及すると、自分で自転車を購入する人がいなくなってしまうのではないかと思うけれど、それは杞憂だろう。確かに自転車を購入する人は減るかもしれない。でもいなくはならない。なぜならシェアサイクルで使われているような平凡な自転車に満足できない人が一定数いるからだ。
シェアサイクルが普及すると、起きるのは自転車購入者の減少ではなく、購入される自転車の二極化だと思う。どこにでもあるようなママチャリを買う人は少なくなってしまっても、本格的なサイクリストが希求するようなロードバイクは売れ続ける。その結果、気軽に買えるような安価な自転車はなかなか見つけられなくなって、買おうと思うと高級ロードバイクばかりになってしまう状況も考えられる。このような二極化は自動車のシェアライドが普及すれば、自動車業界でも起きる気がしてしまう。
2022年5月 人びと 東京 | |
自転車 西新宿 横断歩道 |
No
12254
撮影年月
2022年2月
投稿日
2022年05月03日
更新日
2023年08月14日
撮影場所
西新宿 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS LOXIA 2/35