犬がペットという存在を超えて家族の一員に格上げになって久しく、犬を連れて入れるようなカフェもよく見かけるようになってきた。いわゆるドッグカフェというやつだ。ペットを飼っていない僕はわざわざドッグカフェに赴くことはないので、ドッグカフェでのお作法は想像するしかないのだけれど、そこでは犬も人も同じように食事するようなところなのだろうか。つまりメニューを開くと、人間用のメニューと一緒に犬用のメニューもあるような業態なのだろうか。知っている人にはアタリマエのことも、僕にとっては未知なる世界だ。
麻布十番には小洒落た店が色々あって、そこから垂れ流される都会的な空気に当たりながら歩いていると、とあるお店の扉が無防備に開けられていた。扉が開いていて、お店の中が見られるのは別に珍しいことではない。ここで僕の興味を惹きつけたのは犬だった。紐を付けられた犬が入り口にお座りしながら往来をまじまじ眺めていたのだ。ここがドッグカフェなのかは定かではないものの、飼い主がここに犬を連れて来たのは確実だ。飼い主がお店の中でコーヒーを啜り軽食をつまんでいる一方で、犬は何を食べるわけでもなく、往来を行き交う人びとに興味津々なところを見ると、ここに犬用のメニューはないのだろう。そうすると、ここは犬を連れてきてもいいお店なのだけれど、ドッグカフェではないという理解でいいのだろうか。それともそのような理解は間違っているのだろうか。
2023年2月 動物 東京 | |
麻布 犬 ヒモ レストラン |
No
12447
撮影年月
2022年11月
投稿日
2023年02月16日
更新日
2023年08月09日
撮影場所
麻布 / 東京
ジャンル
動物写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS LOXIA 2/35