洗足にある宮野古民家自然園へ来ていた。ここは古い民家と古民具が展示されているちょっとした博物館だ。家からそれほど遠くないところにあるのだけれど訪れたことがなかったので、ふと行ってみようと思い至ったのだ。
住宅街の真ん中に宮野古民家自然園はある。バス通り沿いにある木製の門をくぐって中に入ると、すぐに母屋が視界に入ってくる。大きな母屋だ。こんなに大きな母屋を所有していた人はきっと昔の庄屋に違いない。そう思って係の人に尋ねると、意外なことにそうではないという答えが返ってきた。
ここの当主は竹を売って財を成して、この大きな家を建てたのだという。竹は海苔の栽培に使う「ひび」にちょうどいい素材なのだそうだ。竹の名産地だったので、この辺りにありふれていた竹を海苔の産地だった羽田で売りさばいてということらしい。この立派な古民家は竹御殿なのだ。
2019年10月 自然 東京 | |
庭園 博物館・美術館 洗足 窓 |
No
11222
撮影年月
2019年4月
投稿日
2019年10月04日
更新日
2023年10月23日
撮影場所
洗足 / 東京
ジャンル
自然写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA