代官山の一角に保存されている旧朝倉家住宅は和風の2階建ての建造物だ。100年前に建てられたこの古い住宅は一般に公開されている。建物内部の見学も可能だし、日本庭園の中を歩くのも可能だ。お洒落な町から程遠くないところにある敷地の中に足を踏み入れると、ここだけ大正時代から時間が止まったままのように感じられるちょっといい場所なのだ。
建物の中をひと通りウロウロし終えたので、外に出て回遊式庭園の中を歩く。資料によると、伊豆産の玉石や根府川石という貴重な石が用いられているとのことなのだが、いかんせん石に興味がないため惹かれない。ただ分かるのはこの屋敷が崖線に建てられていること。建物から見ると、庭園の先が崖になっていてかつては遥か遠くまで見通せるようになっていたのだ。
しかし今では、大きな建物が邪魔していて遠くまでの眺望は望めない。それでも、2階の窓から眺めると庭園に茂る木々の向こうに何かが見えるのだろう。2階の窓から大きく外を指差している女性の姿が見えた。
2021年8月 人びと 東京 | |
代官山 博物館・美術館 指差し 二階 窓 |
No
11995
撮影年月
2021年2月
投稿日
2021年08月11日
更新日
2023年08月18日
撮影場所
代官山 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF