善光寺のすぐ近くに美術館が建っている。長野県立美術館だ。ここに来たのは、僕にとってはある意味リベンジのようなもの。ここには長野県の風景を好んで描いた日本画家・東山魁夷の作品を収蔵する「東山魁夷館」があって、リベンジのターゲットはこの「東山魁夷館」だ。リベンジの内容は至極簡単。前に千葉県市川市にある東山魁夷記念館を訪れた際に、期待に反してほとんど見られなかった東山魁夷の作品を思う存分鑑賞することだ。
自宅の隣の敷地に建つというだけで、ほとんど作品を収蔵していなかった東山魁夷記念館とは対照的に、長野にある東山魁夷館には大量の作品が収蔵されている。その数、970余点。広々していて、あまり来館者がいない館内で、ゆっくりと作品を鑑賞する。多くの作品を目にしただけでなく、いかにも東山魁夷の作品といった感じの「緑響く」も見られて満足度はアップだ。優しく日差しが降り注ぐ本館2階の廊下を歩きながら、僕はリベンジが上手くいったのを実感した。
2024年6月 町角 長野 | |
博物館・美術館 長野市 窓 |
No
12594
撮影年月
2023年9月
投稿日
2024年06月01日
撮影場所
長野市 / 長野
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF