ここには多くの建物が移築されて保存されている。その中のひとつの建物の中に入ってみた。誰が所有していたのかは分からない。しかし、博物館に収蔵されるだけあって、造りは立派だ。
部屋を進んでいくと丸い障子窓があった。障子越しに柔らかな日差しが入ってきている。この障子を見ていたら、谷崎潤一郎の陰翳礼賛を思い出した。電灯が無かった時代には陰影を利用して、陰影の中でこそ映える芸術を模索したのが日本の芸術であるとの主張に、共感を覚えた昼下がりだった。
2006年10月 静物 東京 | |
小金井 博物館・美術館 障子 窓 |
No
566
撮影年月
2006年8月
投稿日
2006年10月06日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
小金井 / 東京
ジャンル
建築写真
カメラ
CANON EOS 1V