狭い路地の奥に構えていた食堂は大変繁盛していた

細い路地の奥にある食堂
タイのバンコクにあるポーンプラープ区で撮影
似たような写真

ビルとビルの間を通り抜けながら歩いていた。観光都市のバンコクもポーンプラープ区には観光名所になっているようなものは何もない。地元の人たちが静かに日常生活を営んでいるだけだ。そんな場所を歩いていると、建物と建物の間に伸びる細い通路の先に人集りが見えた。みな一様に同じ方向を見ながら佇んでいる。一体何があるのか気になった僕はそこに近付いていった。

そこは住宅密集地の一角にある小さな食堂だった。人びとの視線の先でおばちゃんが一所懸命に鍋を振っていた。厨房になっている場所の周りの狭い場所にテーブルが置いてあって、多くの椅子が出ている。テーブルに就いて食べている人もいれば、椅子に腰掛けて料理が出てくるのを待っている人もいる。ここで食べることも出来るし、テイクアウトも出来るようだ。

看板もなく、知る人ぞ知るような店構えにもかかわらず食堂は賑わっていた。住宅街で地元の人が利用するような食堂を目にすることは多いけれど、ここほど混雑している食堂にはなかなかお目にかかれない。よほど地元の人に愛されているのだろう。

混雑具合からは、自然とこの食堂が美味しいことが想像される。でも残念ながらこのとき僕はお腹が減っていなかった。写真を数枚撮ると僕は何も食べずにこの場を立ち去ったのだった。

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ENGLISH
2018年4月 町角 タイ
路地 バンコク 人びと レストラン

PHOTO DATA

No

10509

撮影年月

2017年9月

投稿日

2018年04月07日

更新日

2024年02月26日

撮影場所

バンコク / タイ

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA

日本国外で撮影した写真

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