巨大な市場を後にして宿へ帰ることにした。黙々と宿のある方向に向かって歩き出す。段々と太陽は低くなってきて入るものの、まだまだ暑い。でもバンコクは散策するのにとてもいい町だ。チャオプラヤー川のデルタ地帯に築かれたこの町には坂というものがほとんどない。歩いていると、このままどこまでも平らな地形が続くのではないかと思うくらいだ。とても楽に歩き回れて、散歩好きの僕としては嬉しい限りだ。
しかしながら、地元の人たちの多くは僕のように歩くのが好きという訳ではない。道には自動車やバイクが溢れて渋滞を作り出しているし、歩道を黙々と歩いている人の姿は少ない。みな乗り物に乗って移動しているのだ。大通りを歩いていると、道の反対側に人が立っているのが見えた。歩道の端に立って、往来の様子を眺めている。バスが来るのを待っているようだ。人びとの顔から判断するに、なかなかバスはやって来ないようだった。渋滞にはまっているのだろう。
2018年5月 人びと タイ | |
バンコク バス停 人びと 歩道 |
No
10556
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年05月10日
更新日
2024年02月16日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA