路地にあった食堂を後にして、暫く歩いているとまた食堂があった。幸か不幸かこちらはあまり混雑していない。でも、料理人は忙しそうに炒め物を作っていた。二人の前にはそれぞれ鍋が置いてあって、二人は手にお玉を持っている。ジュージューという炒める音が聞こえてくる。そして、美味しそうな匂いが周囲に漂っていた。タイ料理はバラエティに富んでいる。そして、旅行者にとって何よりいいのは、食べる場所を探す必要がないことだ。町のあちらこちらにレストランはもちろんのこと、このような小さな食堂があるのだ。お腹が減ったら、いつでも何かを食べることが出来る。
二人が料理を作っているのを眺めていると、同時に手にしたお玉で鍋の中をかき混ぜ始めた。二人はシンクロしているかのようだった。長いこと一緒に働いていると。所作もやはり似てくるのだろうか。二人が親子なのかは分からないけれど、そうかもしれないと思わせるくらいに、二人の所作は似通っていた。
2018年4月 人びと タイ | |
エプロン バンコク 料理人 二人組 お玉 浅い鍋 |
No
10510
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年04月08日
更新日
2024年02月26日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA