駅前の看板

暗闇の中で光る看板

大きな看板は暗闇の中で煌々と存在感を放っていた

東京の新橋で撮影。

新橋の駅前は賑わっていた。駅を利用する人たちだけでなく、この辺に飲みに来た人たちも大勢いるのだろう。新橋の烏森口には手頃な価格で小さな飲み屋が犇めいている。ここは人呼んでサラリーマンの聖地だ。ここで飲んで、忠誠を誓った会社の愚痴をこぼすのが日本の伝統的なサラリーマンのあるべき姿と思われているような気がする。

長時間労働が未だに蔓延っているのにもかかわらず、日本の生産性は先進国の中で下から数えたほうが早い。さらに面白いことには、長い時間を会社で過ごしているのに会社に対する忠誠心も諸外国に比べて低いのだ。滅私奉公しているのに、会社を憎んでいるという状況らしい。かといって会社に見切りをつけて転職する訳でもない。家庭内暴力を振るう男性と別れることが出来ない女性のようなものか。

駅前に建つニュー新橋ビルの掲げられた看板は暗闇の煌々と輝いて、矛盾を抱えながらも働くサラリーマンを睥睨していた。でも、そこには解決は書かれていない。金策が書かれているだけだった。

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新橋駅ってどこ?

PHOTO DATA

No

11213

撮影年月

2019年3月

投稿日

2019年09月28日

撮影場所

新橋 / 東京

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

RICOH GR III

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