酉の日とだけ言われると、なんだか焼き鳥をたらふく食べる日なのかと思ってしまうけれどそうではない。十二支の「酉」にあたる日のこと。一年に十二支があるように、日付にも毎日それぞれ十二支が割り当てられている。つまり12日おきに酉の日がやって来ているのだ。
普段は気に留められることの少ない酉の日の中で、俄然注目を浴びるのは毎年11月にやってくる酉の日だ。2回、もしくは3回やってくる11月の酉の日は並み居る酉の日の中でも特別な存在だ。この日には鷲や鳥にちなむ寺社で、商売繁盛や開運招福を願ってたくさんの縁起熊手が売られる酉の市が催される日なのだ。
ここ千束にある鷲神社も酉の市で有名な神社だ。でも訪れた時はすでに今年の酉の市は前の週に終わってしまっていた。閑散とした境内に枠組みだけがところだころに残っていて、兵どもが夢の跡といった感じになっている。さほど長くはない参道も鳥居に並んで木枠が残っていて、その向こうを自転車が走り抜けていくのが見えた。
2022年1月 町角 東京 | |
自転車 千束 神社 鳥居 |
No
12154
撮影年月
2021年11月
投稿日
2022年01月23日
更新日
2023年08月16日
撮影場所
千束 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
EF135MM F2L USM