境内は人で賑わっていた。ちょうど酉の市が開催されているのだった。ここの酉の市は江戸時代から続く由緒あるものだ。沢山の屋台が出ていて、みな縁起熊手を売っている。なぜ熊手が縁起物なのかというと、これで幸運を掻き集めるかららしい。これだけの人出があるというのは縁起熊手を買う人が多いのだろう。でも、僕は買ったことはない。
混雑している境内をウロウロとしていると、屋台の前で立ち止まっている親子連れがいた。お父さんは沢山陳列されている熊手の中からひとつを手にとって吟味していた。ふたりの表情は真剣だった。
2006年12月 人びと 東京 | |
親子 熊手 千束 寺院 |
No
645
撮影年月
2006年11月
投稿日
2006年12月23日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
千束 / 東京
ジャンル
スナップ写真
カメラ
CANON EOS 1V