宗教のことなので商売のように言うのは間違っているのかもしれないけれど、神社仏閣にとって年始は一年の中で一番の稼ぎどきだろう。正月になると普段閑散としている境内はそれなりに、いつも賑わっている境内はいつも以上の参拝客で賑わっていて、誰も彼もがお賽銭を投げていく。相当のお金が境内に落ちるに違いない。
この日にやって来た花園神社は新宿の繁華街からすぐ近くにあるにもかかわらず、地味なイメージがつきまとう。新宿三丁目駅からも近く、交通の便もいいはずなのに東京で参拝者が多い神社仏閣のランキング上位に名前が見当たらない。境内が狭いからなのだろうか。
いずれにしても花園神社にも多くの初詣の人がやってくるのだろう。境内では初詣に備えてちょっとした工事が行われていて、本殿の横に足場が組まれていた。足場の上に鳶職の姿が見える。はるか頭上で颯爽に動き回る職人の姿はかっこいい。高所恐怖症である僕には絶対できない所業だ。僕はしばし足を止めて、青空を背景にシルエットになった鳶職の姿を眺めていた。
2022年1月 人びと 東京 | |
青空 職人 足場 新宿 神社 シルエット |
No
12153
撮影年月
2021年11月
投稿日
2022年01月22日
更新日
2023年12月08日
撮影場所
新宿 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
EF135MM F2L USM