千住はもともとは宿場町だ。日光街道と奥州街道の最初の宿場町だったのだ。つまり、ここは江戸の外だったということ。僕は旧街道を歩いていた。旧街道の香りは、無理して鼻をクンクンすれば感じられないことも無いけれど、それほど残っている訳ではない。僕は早々に見切りをつけて脇道へ入り、家々が立ち並ぶ住宅街を抜けて小さな神社の前へやって来ていた。
石造りの鳥居が道路脇に立っている。その向こうには短いながらも参道が伸びていて、社殿まで続いている。社殿の前には参拝客が立っていて、ちょうどお参りしているのが見えた。ここは大黒天を祀っている。七福神のひとりである大黒天は食物・財福を司っている神だ。期待をしている訳ではないけれど、何かいいことが起こってもいいようにと、僕も大黒天にお参りをしておいた。
2017年11月 人びと 東京 | |
千住 神社 鳥居 参拝客 |
No
10340
撮影年月
2017年8月
投稿日
2017年11月07日
更新日
2024年05月12日
撮影場所
千住 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA