千住にある千住神社は住宅街のど真中に鎮座していた。地図を見ながら歩いていったのだけれど、住宅街の中にある神社仏閣は思いの外探しやすい。家々が立ち並んでいる中にこんもりとした木々が生い茂っている場所があれば、かなりの確率でそこが神社か寺院だ。立派な樹木が植えられた庭がある家なんてあまりないから、鎮守の杜が目印になる。そんな都会の神社も、周囲に住宅が立ち並ぶ前はこんもりとした森に囲まれていたのだろう。ここ千住神社もかつては森に囲まれていて、将軍が鷹狩に訪れた記録が残っているらしい。今となってはここで鷹狩ができたなんて信じ難い。
縁起によるとこの神社の創建は926年と相当に古い。でも、お参りに来る人はまばらだ。僕が境内にいる間に、お参りに訪れた人は皆無だった。参道にカメラを向けて、誰かがフレームに入ってくるのを待っていたのだけれど、誰かが入ってくることは無かった。フレームの中には無人の参道が寂しげに伸びているだけだ。
2017年11月 町角 東京 | |
参道 千住 神社 石畳 鳥居 |
No
10339
撮影年月
2017年8月
投稿日
2017年11月06日
更新日
2024年05月14日
撮影場所
千住 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA