ヤンゴン(ミャンマー)
生きている鶏が売られていたけれど、鶏を絞めている肉屋の姿を見かけたことは一度もなかった
つまらなそうに鶏肉をさばく肉屋は、何か別のことをやるべきと思っているのかのようだ
天秤棒を担ぐ行商人は場所に縛られずに商売できるのだ
ゴチャゴチャした工房の中で男が機械を使って働いていた
人口の約4%がイスラム教徒だと言われるけれど、この中にロヒンギャの人たちが含まれているのかどうかは分からない
タイ料理と同じように、ミャンマー料理でも干しエビは日常的に使われる食材だ
大きな笑い声の主はザクロの向こう側にどっしりと腰掛けていた
騒々しい露天市の中で男が黙々と物思いにふけっていた
女性はうつむいたまま、僕など存在していないかのようにオレンジを買い求める客が来るのを待っていた
露天市の端っこに立つ女性は葡萄が山盛りになったトレイを首から下げていた
美容パックをしたままのような女性もバスを待っていた
ムスミー・ヨシュア・シナゴーク(ヤンゴン)
ユダヤ教のシナゴークの前に男が腰掛けていた
ムスミー・ヨシュア・シナゴークの奥に銀色に輝く聖櫃が安置されていた
料理を注文すると料理とは別に野菜がもられた皿が出てくるのだけれど、これをどう食べるのかがよく分からない
テーブルの上に鮮やかな緑をした瑞々しいキンマの葉が広げられていた
歩道も設けられているような大通りに並んでいるお店は、小規模なものばかりだった
自転車タクシーには本体の横にサイドカーのようなものが取り付けられていている
新しい電気製品を買ったばかりの男が、サイカの座席で親指を立ててくれた
勢力を拡大している自動車とは対照的に人力で走る自転車タクシーは徐々に勢力が衰えているようだった
自転車タクシーの座席に誰も座っておらず、その代りにスピーカーが置かれていた
他の東南アジア諸国の都市と比べると、ヤンゴンの華僑はビルマ民族の中にうまく溶け込んでいるように見えた
買い物客目当ての自転車タクシーも道の端で客待ちをしていた
売られている海老はどこでも剥かれた状態なので、ヤンゴンの人は食べることは好きなのだけれど、剥くのはあまり好きではないのかもしれない
質素に営業している肉屋の雰囲気と比べて電子はかりは仰々しかった
若者は商品を売るのにあまり熱心ではないようだった
串揚げの串は鍋の周りに並べられていて、あとは肝心要の客が来るのを待つだけになっていた
マーハーバンデゥーラ(ヤンゴン)
マーハーバンデゥーラという通りの名前は実在したビルマ王国軍の最高司令官だった人物に由来している
ダウンタウンにはイギリス統治時代に建てられた荘厳な建物が多く残っているけれど、クリケットをプレーするという習慣はどうやら根付かなかったようだ
パンソダン・フェリー乗り場(ヤンゴン)
大勢の人が行き来するフェリー乗り場で多くの自転車タクシーも客待ちしている
今では不思議なことだけれど、かつてミャンマーはイギリス領インド帝国の一部だった
英国統治時代に整備された区画には植民地時代に建てられた立派な建造物が今でも残っている
官庁ビルが立ち並んでいる一角で、男は官庁に提出する書類をタイプライターで清書する仕事を営んでいた
路上の古本屋は本を売るだけでなく、本の補強も行う
スーレー・パゴダ(ヤンゴン)
メジャーな観光地でもあるスーレー・パゴダはラウンドアバウトの真ん中にある島の上に建てられている
スーレー・パゴダにもシュエダゴン・パヤーと同じように参拝客を目当てにした怪しい人物もいる
女の子たちはお参りよりもスマホに夢中だった
スーレー・パゴダに入るためにはラウンドアバウトの道路を横断しなければならない
一見同じように見えるクーンもお店によって味は微妙に違うのだという
猫を抱いていた女の子は優雅に働いているように見えた
女性は自分が被写体になるとは思っていなかったようで、カメラを向けると照れていた
昼寝
歩行者
托鉢
行商人
乗客
老婆