サンダルを脱いでヤンゴンにあるスーレー・パゴダの中へと入っていった。ミャンマーでは仏教寺院の境内は全域が土足厳禁だ。お堂の中だけでなく境内全体が土足厳禁なのだ。そのため思わぬところで履物を脱ぐこと求められる。そして、伽藍の配置も日本と異なっていた。ここで境内に入るとすぐに視界に飛び込んでくるのは巨大な黄金に輝く仏塔だ。日本では仏閣の中心に位置しているのは仏像が安置されている本堂だけれど、ミャンマーでは境内の中心を占拠しているのは大きな仏塔であることが多い。仏舎利か法舎利だから、日本の仏閣では三重塔などが該当する。ちなみに金閣と呼ばれる京都にある黄金に輝く建造物も本当は舎利殿だから、仏塔と同じものだ。日本には仏教伝来と同時に仏像も入ってきたので、仏閣の中心には仏像が配置されることになったのだろう。ミャンマーの寺院にも、もちろん仏像はあるけれど、それらはパゴダの周囲に配置されている小さなお堂の中に安置されている。
小さなお堂の中に足を踏み入れると、中には参拝客の姿があった。仏像に向かってお参りしている人もいれば、後ろの方でゆったりしている人もいる。この写真に写っている女の子たちは後者だった。それぞれがスマホを持っていて、スマホをいじりながらおしゃべりしている。その様子からはあまりお参りに関心があるようには見えない。スマホに夢中なのはどこの国でも同じなようだ。
2018年11月 ミャンマー 人びと | |
携帯電話 女の子 寺院 参拝客 ヤンゴン |
No
10811
撮影年月
2018年9月
投稿日
2018年11月28日
更新日
2024年01月25日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA