ヤンゴン川を渡るフェリーを下りて、ダウンタウンの中を通り抜けながらチャイナタウンにある宿へと向かっていた。表通りは結構交通量があるけれど、ちょっと脇道に逸れると走ってる自動車の数はぐっと減る。首都の中心街というよりは、郊外の町のような雰囲気だ。そのようなダウンタウンで脇道に入ると、道路上に若者たちが点在していた。道の真中にはミニゲーム用のゴールが置かれている。若者たちはここでサッカーに興じていたのだった。
ダラの小さな集落でもサッカーをしている子どもたちを見かけたことだし、ミャンマーでも他の多くの国と同じようにサッカーは人気のスポーツのようだ。でも、ちょっと不思議だったのは、クリケットをしている人を見かけなかったことだ。ミャンマーはかつてイギリスの植民地だった国で、ダウンタウンにはイギリス統治時代に建てられた荘厳な建物が多く残っているけれど、クリケットをプレーするという習慣はどうやら根付かなかったようだ。同じようにイギリス領インド帝国だったインドやバングラデシュやスリランカではチラホラとクリケットをしている人を見かけたのに、ミャンマーでは滞在期間中にひとりたりともクリケットのバットを持っている人を目にすることはなかった。イギリスのことが嫌いなのかもしれない。実際、イギリスとかつてイギリスの植民地であった主権国家から構成されるイギリス連邦に、ミャンマーは参加していないのだった。
2019年1月 町角 ミャンマー | |
サッカー ヤンゴン 青年 |
No
10853
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年01月08日
更新日
2024年01月23日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA