ヤンゴンの露天市では様々な果物が売られていた。葡萄を売っている人もいるし、ザクロを売っている人もいる。ほとんどの果物は国産ようだ。政情さえ安定すれば、ここミャンマーは豊かな国だ。民政に移管した後は政情が安定しているので、他の産業と同じように農業の生産も伸びているのだろう。一説によると、ここ6年でミャンマーの果物の輸出量は3倍になっているのだという。果物メジャーに市場を蹂躙されないことを願うばかりだ。さもなければ、中米諸国のようになってしまうかもしれない。
ミャンマーでは一般的な三角錐の帽子をかぶった若い女性が露天市の出口付近に立ってオレンジを販売していた。肩から大きなトレイを下げていて、中には売り物のオレンジが沢山入っている。マンダリンオレンジだろうか。
写真を撮っていいかと声を尋ねると、微かに首肯してはくれたものの、女性はシャイなようで決して僕のカメラを見てはくれなかった。レンズを向け続けても状況は変わらない。女性はうつむいたまま、まるで僕など存在していないかのようにオレンジを買い求める客が来るのを待っていた。
2019年1月 ミャンマー 人びと | |
編笠 果物 オレンジ 露天商 タナカ ヤンゴン 若い女性 |
No
10872
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年01月24日
更新日
2024年01月23日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA