露天市で働いている人のほとんどはお店を開いてその場所に留まりながら商売をしている。店先に商品を並べるトレイや籠を置いているのだ。このような状況では商売をする場所を変えたくても、動くのはそうそう簡単ではない。
そのような人たちとは対照的に、露天市の中を軽やかに移動しながら商売している人もいる。天秤棒を担いでいる行商人たちだ。ひとつの露天市でひと商売をしたら、別の露天市に移動してまた商売することも可能だろう。天秤棒を担いだ商売人は良くも悪くも場所に縛られてはいないのだ。
ヤンゴン中心部で露天市を歩いていると、向こうから天秤棒を担いだ若い男がやってきた。どうやらアチョと呼ばれる揚げ物を売り歩いているようだ。天秤棒の両端には青い籠が取り付けられていて、その中にアチョが並べられているのが見える。よく見てみると若い男が持ち運んでいるのは商品だけではなかった。後ろの籠の横に傘も掛けられている。仕事に必要な道具一式を運びながら売り歩いているのだ。
2019年1月 ミャンマー 人びと | |
揚げ物 行商人 ロンジー 市場 ヤンゴン 天秤棒 |
No
10878
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年01月29日
更新日
2024年01月22日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA