もちろん、ホテルの近くには露店商以外にも普通のお店もある。写真のお店もホテルの直ぐ側にあったものだ。店頭にはパンのようなものが沢山並べられていた。ここはちょっとした軽食の類いを販売するお店のようだ。
ここはチャイナタウンの一角なので、このお店も華僑がやっているお店なのかもしれない。店先に置かれたショーケースの中には漢字が書かれた箱が置かれているのが見える。でも、お店の外観には中国らしさはどこにもなかった。漢字がデカデカと書かれた看板も見当たらない。一見しただけでは華僑のお店とはわからないだろう。他の東南アジア諸国の都市と比べると、ヤンゴンの華僑はビルマ民族の中にうまく溶け込んでいるように見える。まあ、それも華僑らしい処世術のひとつなのかもしれないけれど。
カウンターの前にはふたりの女性がいた。暇そうでお喋りをしている。ふたりはお揃いの赤いTシャツを着ていて、強いて言うなればその赤が中国の国旗を思い起こさせるぐらいだった。
No
10860
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年01月14日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA