男と唐辛子でいっぱいになったボウル

唐辛子のヘタを取る男
ミャンマーのヤンゴンにあるチャウタン郡区で撮影 オザワテツ

男は唐辛子のヘタを取っていた

チャウタンの市場の中を歩いていると、通路の端に男がしゃがんでいた。男の前には青いプラスチック製のボウルが置かれていて、横にはビニール袋も見える。青いボウルの中には真っ赤な唐辛子でいっぱいだった。唐辛子はどれもこれも干からびているから、ちょっと前まで天日干しされていたのだろう。深紅の唐辛子は見るからに辛そうで、見ているだけで口の中がヒリヒリしてきそうだった。そう思う僕は何を隠そう辛い食べ物が苦手だ。でも、ミャンマーの人びとは辛い唐辛子がお好みのようで、ミャンマー料理には欠かせない食材になっている。このような地元の市場でも日々買い求める人が訪れる売れ筋商品に違いない。

唐辛子は緑色のロンジーを穿いた男の売り物だ。男はひとり路地にしゃがんで唐辛子のヘタを取っていたのだった。ひとつひとつ唐辛子のヘタを取っていくのは地味な仕事だろう。でも、男は突如現れた外国人旅行者に心を乱されることなく、丁寧に仕事を続けていた。

EN

チャウタン郡区ってどこ?

PHOTO DATA

No

10967

撮影年月

2018年9月

投稿日

2019年04月10日

撮影場所

チャウタン / ミャンマー

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA

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