中州から岸へと戻ってきて向かったのは市場だった。ボート乗り場に行く途中にその存在に気がついていたものの、訪れるのは後回しにしていたのだ。市場は川辺に立っていて、そこそこ大きい。前の通りを自動車が人びとが忙しく行き来していて賑わっている。見たところ、ここがチャウタンの中心部のようだ。
市場の中へと足を踏み入れる。薄暗い内部にはヤンゴンのダウンタウンで訪れた市場と同じように小さなお店がびっしりと並んでいる。そして、様々なものが売られていた。売られている商品を眺めながら歩いていると、ダウンタウンの市場では見かけなかった物が売られているのに気がついた。それは漁網だった。とあるお店の店先に漁網がぶら下がっていて、脇に若い男が立っていた。男は入念に売り物である漁網の手入れをしている最中だった。川の中州へと渡るボートの上から川に浮いている漁船を見かけたから、チャウタンの町にはそれなりの数の漁師が生活しているのだろう。そのような人たちが市場で漁網を買い求めるに違いない。
2019年4月 ミャンマー 人びと | |
漁網 チャウタン 市場 |
No
10961
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年04月05日
更新日
2024年01月15日
撮影場所
チャウタン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA