穏やかな道の途中に小さな整備工場があった。中には真っ赤なバイクが駐められていて、横には工具を手にした青年がしゃがんでいた。ちょうどバイクの整備をしている最中だった。インドネシアにおけるバイク保有世帯比率は85%もあり、世界で三番目に高い。ほとんどの世帯でバイクを保有している。日本ではバイクは趣味の乗り物というイメージが強いけれど、ここインドネシアでは生活の移動手段という位置付けだ。それだけ多くのバイクが走っていれば、それを修理・手入れをする整備工場の数も多いに違いない。
移動手段としては自動車の方が快適な気がするけれど、所得が増加しつつあるとはいえ、まだまだ自動車は庶民には高値の花だ。その一方で、バイクは自動車の10分の1程度の価格で購入できる。自然とバイクの保有率が高くなるのだ。このような傾向は他の東南アジア諸国でも同じだ。ちなみに、日本の保有率は下がり続けていて、今では21%程度だ。
バイクを見ていると、ふと思う。自動車ではここのところ電気自動車が増えてきているけれど、バイクの世界ではどうなのだろう。電動バイクはほとんどないような気がする。もっとも、僕が知らないだけで各メーカーから発売されているのかもしれないけれど。
2020年9月 インドネシア 人びと | |
ジャカルタ 整備工場 バイク 青年 |
No
11655
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年09月01日
更新日
2023年08月31日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF