カメラ付携帯電話が普及するまでは、多くの国で写真を撮ることも撮られることもちょっとした非日常の出来事だった。日本だってひと昔前まで、家族の記念日などに町の写真館にわざわざ赴いて記念写真を撮っていた。それと同じだ。そのような中で一眼レフを抱えて町を歩いていると、向こうから写真を撮ってくれと話しかけられることもしばしばあったのだが、もう最近ではそのようなことはほとんどない。
誰も彼もがカメラの付いているスマートフォンを持っている。ここジャカルタでもそうだ。見たところ、ほんとんどの人がスマホを持っているように見える。もう写真はすっかり日常の中に溶け込んでしまっているのだ。
でも中には変わった人もいて、僕がカメラを持っていることに興味を示すひともまだ少ないけれどいる。写真のふたりがそうだ。通りかかった僕が肩からカメラをぶら下げているのを見た二人は、そうしなければならないかのようにポーズを取り出した。そして、写真を撮れと言ってきたのだった。カメラが珍しいというより、観光地でも何でもない場所をカメラを携えた外国人が歩いているのが珍しかっただけかも知れない。
2020年8月 インドネシア 人びと | |
帽子 陽気 二人組 イヤホン ジャカルタ バイク ポーズ 笑顔 青年 |
No
11629
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年08月06日
更新日
2023年09月01日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF