日本でもバイク便というサービスはあって、料金は高いけれど郵便よりはずっと早く配達できる。僕も当日中に届けたい急ぎの書類を送る時に利用したことがある。そのようなニーズはここインドネシアのジャカルタにもあるのだろう。ジャカルタの大きな通りの歩道には後部に大きくてカラフルな箱を取り付けたバイクが停まっていた。バイク便のバイクのようだ。
ちょうど配達物を載せていたところのようで、箱の蓋は開いていて、男が中に両手を突っ込んでいた。とても大きな箱だった。じっと見ていると、箱が大きすぎてこのバイクはバイク便ではないような気がしてきた。
バイク便のメリットは集配所を経由しないでピアツーピアで荷物を運んでくれるというのもあるけれど、渋滞している道路でも渋滞に巻き込まれることなく素早く荷物を運んでくれるというとこにもある。そう考えると、このバイクの後ろに取り付けられた箱は大き過ぎるような気がするのだ。
このような大きな箱、子どもだったらひとりくらいはすっぽり入ってしまいそうな大きな箱を付けた状態ではひどい渋滞で悪名高いジャカルタで、車と車の間をすり抜けて早く移動できるのか疑問だ。あちらこちらで車にぶつからなければすり抜けられないのではないだろうか。もっとも、このバイクがバイク便だと思ったのは僕の勝手な想像だから、本当はトラックで配達したいのだけれど、トラックは高いからバイクを改造しただけなのかもしれない。
2020年10月 インドネシア 乗り物 | |
箱 ヘルメット ジャカルタ バイク |
No
11705
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年10月21日
更新日
2023年08月18日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF