食堂の前の鋭い眼光

食堂の前にすわる男の鋭い眼光
インドネシアのジャカルタで撮影 オザワテツ

食堂の前に腰掛けた男の鋭い視線は僕の接近を阻むかのようだった

ジャカルタで住宅街の中を歩いていたら、賑やかな場所へとやってきた。近くには小学校もあって、道には食堂がいくつか並んでいる。

その中にあった食堂の大きな窓はショーウィンドウのようになっていて、窓辺に料理を盛りつけた皿が器用に積まれていた。まるでトランプで作ったタワーのように交互に皿が積まれている。出来上がりの料理を保存しつつ、店の外にいる人に料理を見せるために窓辺に置かれているのだろう。

日本では珍しくない食品サンプルは、海外に行くとほとんど見かけない。食品サンプルは大正時代から昭和初期にかけての日本で考案された表現手法なのだそうだ。そのため、海外で店頭に料理が置かれている場合、ほぼ全てが本物だ。この食堂にあるのもそうに違いない。

言葉もよく分からない土地で、メニューを渡されても下手をしたら書いてある文字さえ分からないこともある。そのような時に、店先に料理が並んでいるのはありがたい。どんな料理が食べられるのかちゃんと分かる。小腹も空いていたことだし、この食堂ではどのような料理が食べられるのか見てみようと、近づこうとしたら、店の前のバイクに腰掛けた男の鋭い眼光に阻まれてしまった。

EN

ジャカルタってどこ?

PHOTO DATA

No

11728

撮影年月

2020年1月

投稿日

2020年11月13日

撮影場所

ジャカルタ / インドネシア

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

ZEISS BATIS 2/40 CF

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