神社でお参りの順番を待っていると、見ず知らずの人とお参りするのが同じタイミングになってしまうことも多い。すると結構多くの人が同じタイミングを避けるのはなぜだろう。相手は人知を超えた神様なのだから、大勢から同時にお願いごとをされても聞き分けられるはず。にもかかわずお参りする人間のほうが見ず知らずの人と同時にお参りするのを避けている気がする。初詣などでよほど混雑していなければ、人は見ず知らずの人と同時に参拝しないのだ。その理由はよくわからないものの、僕自身もちょっと他人とはタイミングをずらしてしまう。同時にお参りすると口に出さなくても、横に立つ人に自分の願いが分かってしまう気がするのだろうか。はたまた神様には自分の願いだけに耳を向けてほしいのだろうか。
いずれにしても参拝客が他人と違うタイミングでお参りしていると、すぐに拝殿の前に行列ができてしまう。この日の水天宮もそうだった。境内が混雑しているわけでもないのに、わらわらと集まってきた参拝客で拝殿の前に列ができていたのだ。ここは日本だから誰も文句を言うことなく静かに自分の順番が来るのを待っているけれど、これが人びとが列を作って順番を待つという意識の低いエジプトやインドだったらどうなってしまうのだろう。ちょっと見てみたい。
2022年2月 人びと 東京 | |
バック・ショット 日本橋蛎殻町 神社 参拝客 |
No
12177
撮影年月
2021年12月
投稿日
2022年02月15日
更新日
2023年08月16日
撮影場所
日本橋蛎殻町 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS LOXIA 2/35