天満宮と言うと、太宰府にある太宰府天満宮や京都にある北野天満宮を思い浮かべる人が多いと思うけれど、皇居からほど近い東京のど真ん中にある平河町にも天満宮がある。ビルに囲まれた狭い境内に建つ天神さまだ。
太宰府天満宮や北野天満宮の人気には及ばないけれど、東京で最も人気のある天満宮は湯島天満宮と言われている。その湯島からそれほど離れていない平河町にも菅原道真を祀った神社があるというのは、それだけ昔の人たちに天神信仰が一般的だった証なのだろう。東洋経済オンラインの「日本に多い神社仏閣名(2016年3月20日掲載)」によると、応神天皇を祀る八幡神社・八幡宮や稲荷神を祀る稲荷神社には敵わないものの、天満宮も1200を超える神社のある一大勢力になっている。全国津々浦々にあるのだ。
菅原道真の神霊が頼りにされるような魑魅魍魎が跋扈していた時代は過ぎ去っても、文学・詩歌・書道・芸能の神、あるいは慈悲の神に変貌した菅原道真は学問の神として敬われている。時代を経て、学歴社会と言われる現代にピッタリの神様に変貌を遂げているのではないだろうか。
2022年2月 人びと 東京 | |
バック・ショット 平河町 お辞儀 神社 扁額 鳥居 参拝客 |
No
12183
撮影年月
2022年1月
投稿日
2022年02月21日
更新日
2023年08月15日
撮影場所
平河町 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS LOXIA 2/35