神社の境内に茅の輪が置かれるのは「夏越の祓」という神事が行われる6月末と「年越の祓」という神事が行われる12月末だと思っていたので、年明けの平河天満宮にどしんと置かれているのを見てちょっと戸惑ってしまった。おそらく年末に行われた「年越しの祓」の際に設置したものが年が明けてもそのままになっているのだろう。
参道の真ん中に置かれていた茅の輪はまるで拝殿へ近づくためのセキュリティゲートのよう。空港の保安検査場にあるセキュリティゲートを思わせる。拝殿は清められているのだから、お参りする参拝客も拝殿に近づく前に茅の輪をくぐって穢を落とさなければならないと言われているようだった。
もっとも穢を落とすのに反対する理由は何もない。拝殿で手を合わせる前に僕も茅の輪をくぐっておいた。これでこの半年に溜まった病と穢れを落とし、さらに来る半年を無事に過ごせるに違いない。ちょっと気になるのは、茅の輪くぐりで除き去った罪や穢は過去半年間のものと言われているところ。半年以上前の穢は茅の輪をくぐったくらいでは落とせないくらいこびりついているということだ。
2022年2月 人びと 東京 | |
丸 平河町 神社 参拝客 |
No
12184
撮影年月
2022年1月
投稿日
2022年02月22日
更新日
2023年08月15日
撮影場所
平河町 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS LOXIA 2/35