列車の時間が近づいてきていたので、いそいそとメークロンの鉄道駅へとやって来た。そして、バンコクに戻るために停車していた列車へと乗り込んだのだった。この列車に乗るのは2年前に続いて2度目だ。
車両に乗り込んで、最初に驚いたのは以前と車内の雰囲気が全く異なっていることだった。2年前に乗ったときは廃線間近なのかと思ってしまうくらいガラガラだったのに、今回はかなり混んでいる。どの座席にも人がもうすでに座っているのだ。見たところ、ほとんどの乗客は中国からの観光客だ。市場の中を走り抜ける列車を傍目に見るだけでは飽き足らず、列車そのものにも乗ってみることにしたのだろう。
車内にいるのは地元の人よりも観光客の方がずっと多い。地元の人に限っていえば、あまり利用する人がいないのは変わっていないのだろう。いずれにしても、車内は空いている座席を探すのも一苦労するほど混んでいる。そして、この列車は中国を走るのかと思うくらい、車内には中国語が響き渡っていた。
2020年3月 人びと タイ | |
メークロン 乗客 列車 |
No
11453
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年03月22日
更新日
2021年10月21日
撮影場所
メークロン / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III