メークロンを歩いていると、テーブルが道路脇に出ていた。横には花柄の帽子をかぶった女性が腰掛けていて、テーブルの上にいくつもの紙切れが並べられている。女性は宝くじを並べて売っていた。
他の多くの国と同じようにタイでも宝くじは人気があって、この女性と同じように路上で宝くじを販売している人をしばしば見かける。低迷している日本と違って近年順調に経済発展を続けているタイでも、一攫千金を夢見る人は多いのだろう。
宝くじの歴史は古い。なんでも中国で張良という軍師が行ったのが最初なのだそうだ。それから2000年経った今でも売られているというのは、宝くじを当てて財政状態を一変させたいと願う人が、いつの時代にも存在している証拠なのだろう。ちなみに最初の宝くじの収益金は万里の長城の建設費用に充当されたのだという。
翻って考えてみるに、町のあちらこちらで売られているタイの宝くじの収益金は何に使われているのだろう。日本だと都道府県によって異なっている。珍しいところでは、札幌のように通年型のカーリング専用施設の建設費に充てられていたりする。タイではムエタイのスタジアム建設費用に充てられていたりするのだろうか。
2020年3月 人びと タイ | |
花柄 縁のある帽子 宝くじ メークロン テーブル |
No
11451
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年03月20日
更新日
2023年09月08日
撮影場所
メークロン / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA