バンコクへ向かう列車の出発時間が近づいてきたので、僕はマハーチャイ駅に戻ることにした。プラットフォームには多くの人影が見える。みな列車の出発時間を待っている。見たところ、ほとんどの人が地元の人のようだ。ベンチに腰掛けて、思い思いにスマホをいじりながら待っている。
この駅は終着駅で、バンコクに向かう列車はこの駅で折り返し運転を行うことになる。つまり線路の向こうに停まっている列車は僕が乗ろうと思っている列車ではない。単に車両基地に停まっているだけなのだ。バンコクへ向かうことになる列車はまだ駅に入ってきていない。
地元の人たちはそれを分かっているので、停まっている列車には目をくれることもなく、プラットフォームにあるベンチに腰掛けて静かに待っている。構内にはやかましいアナウンスが流れることもなく、穏やかな空気が漂っている。僕も地元の人たちにならって、静かに列車が駅に入ってくるのを待つことにしたのだった。
2020年3月 町角 タイ | |
薄暗さ マハーチャイ 乗客 プラットホーム 駅 列車 |
No
11466
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年03月31日
更新日
2023年09月07日
撮影場所
マハーチャイ / タイ
ジャンル
鉄道写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA