銀座四丁目の交差点にある日産自動車のショールームには先端技術の粋を集めて作った最新の自動車が展示されていることもあれば、懐かしのクラシックカーが展示されていることもある。ガラス張りになっていて歩道からもよく見えるショールームは、歩道に立ち止まって中を覗いている人も多い。
日本一の繁華街のど真ん中である銀座四丁目の交差点に国産自動車メーカーのショールームがあるのは、自動車メーカーが日本経済を担っている証左なのだろう。確かに銀座四丁目の交差点に顔を並べているのは、日本を代表する会社が多い。日産のショールームのあるビルにはソニーストア銀座があり、道路の反対側にはリコーの創業者である市村清が建てた三愛ビルがあり(2024年現在建替え中)、斜向かいには時計のセイコーの小売部門が独立して和光が営業している。4つある角の残りひとつはデパートの三越だ。
こうやって考えてみると、三越だけが衰退していく業界に属するものだ。百貨店という業界が滅びる日が来てしまったら、この四丁目の敷地も新たに勃興した業界の会社が陣取ることになるかもしれない。
2024年7月 町角 東京 | |
銀座 ガラス窓 反射 |
No
12619
撮影年月
2023年12月
投稿日
2024年07月28日
撮影場所
銀座 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III