化粧品の雄、資生堂が銀座にギャラリーを構えているのに対抗したのかどうかは知らないけれど、ライバル会社であるポーラもまた銀座にギャラリーを構えている。しかも、ちょっと離れているとはいえ同じ通りにだ。
ポーラの運営する美術館というと、モネやルノワール、セザンヌ、ファン・ゴッホ、ピカソなどの作品を所蔵している箱根にあるポーラ美術館を思い浮かべるけれど、銀座にもあるのだ。
キラキラしていて僕には近寄りがたいポーラ銀座の店舗を横目で見つつ、エレベータに乗って3階で降りると、そこがポーラ・ミュージアム・アネックスだ。この日の展示は単なる展示ではなくチャリティオークションだった。旅をテーマにした作品が展示されていて、眺めるだけでなく、気に入ったならオークションに参加して購入もできるという面白い企画展だった。
程度の差こそあれ、誰しもが一度は旅したことがあるだろう。そのためか作品に投影した旅のイメージは作者によって人それぞれだ。良く言えばバラエティに富んでいて、悪く言えば統一感に欠ける。そのような中、もっとも印象に残ったのは作品そのものではなくRyu Itadaniの作品のキャプションに書かれていた「年上だった本の中の沢木耕太郎は随分と年下になっていた」というフレーズだった。
2022年1月 町角 東京 | |
カーテン ギャラリー 銀座 親子 窓 |
No
12149
撮影年月
2021年11月
投稿日
2022年01月18日
更新日
2023年08月16日
撮影場所
銀座 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF