歴史ある奈良の中でも、奈良町は歴史的な町並みが残っている地域で、狭い街路に江戸時代以降の町屋が建ち並んでいる。そんなエリアには個人商店が多く、写真の中にも昔ながらの商店の看板が写っている。なんだか懐かしく感じる町並みだ。
もっとも歴史ある町並みといっても、商店街の先の空にポコンと飛び出ている五重塔の古さには敵わない。写真に写っている五重塔は、国宝にも世界遺産にも登録されている興福寺の五重塔で、1426年に再建されたもの。江戸時代以降に建てられた町屋よりも、さらに古い歴史を持つ。さらにいえば、五重塔のある興福寺自体はもっと古い。藤原氏の氏寺だった興福寺の創建は669年とされる。これは大化の改新に成功した中臣鎌足が、天智天皇から藤原姓を賜った年で飛鳥時代のことだ。
2024年10月 町角 奈良 | |
町並み 奈良市 商店街 看板 街灯 仏塔 |
No
12671
撮影年月
2024年4月
投稿日
2024年10月11日
更新日
2024年10月12日
撮影場所
奈良市 / 奈良
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF