第一京浜沿いに建っているビルは細長かった。壁にはひとつも窓が設けられておらず、赤いタイルで覆われている。真っ赤な壁は街並みの中で目を惹く存在だ。それに加え、壁も高い。空に向かって伸びる赤い壁は、どこまでも続いているように見えた。
そんな壁を眺めていると、ひとりの男が視界に入ってきた。男は腕を組んで歩いている。僕とは違って赤くて高い壁にあまり興味が無いようで、立ち止まることもなくスタスタと壁の前を通り過ぎていった。
2017年8月 町角 東京 | |
赤 看板 街灯 田町 壁 |
No
10263
撮影年月
2017年4月
投稿日
2017年08月28日
更新日
2024年08月22日
撮影場所
田町 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA