閑散としていた小山八幡神社を後にして、僕は西小山駅へと向かっていた。住宅街の中を進んでいくと、駅に近づくにつれてお店がポツンポツンと増えてくる。そして、気がつくと駅へと辿り着いていた。
西小山の駅は住宅街の中に作られていて、周辺には幾つかの商店街がある。僕はその中のひとつの入り口に立っていた。ここのところ、日本の商店街は廃れてしまったところが多い。大店法が廃止されてから出現した郊外型のショッピングモールに客を奪われてしまったせいなのだという。でも、ここ西小山の駅前にある商店街は例外のようだ。令和の時代になった今でも、活気に溢れている。
商店街に立ち並ぶお店はみな開いていて、大勢の買い物客が道を闊歩している。あくまでも個人的な感想だけれど、大資本の運営する大規模なショッピングモールを歩いても、どこにでもあるようなお店が並んでいるばかりであまり楽しくない。やはり、どのようなお店があるのか分からない地元の商店街を歩いた方がずっと楽しい。
No
11192
撮影年月
2018年10月
投稿日
2019年09月13日
撮影場所
西小山 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA
モノクロの写真を108枚掲載。もちろんKINDLE UNLIMITEDでも読めます。