ムンバイで見つけた商店街は、僕の思い描く理想的な商店街だった。フランチャイズチェーンの看板はどこにもなく、どれもこれも個人経営の店ばかり。薬屋があり、鞄を扱う店があり、花屋が店先を彩っている。このような光景は、経済成長が進み、大資本のチェーン店が勢力を拡大していくにつれて、次第に姿を消していくのかもしれない。
実際、東京の商店街でも、個性的ではない普通の個人商店はほとんど見かけなくなった。経営効率を重視すれば、それは自然な流れなのかもしれない。でも、その一方で、寂しさを覚えずにはいられない。どこへ行っても同じような店しかない世界は、どうにも味気なくて、つまらないのだ。
2025年2月 町角 インド | |
鞄 花 ムンバイ 商店街 |
No
12815
撮影年月
2024年5月
投稿日
2025年02月25日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF