上野駅と御徒町駅の間にある商店街というと、アメ横がずば抜けて有名だ。実際に訪れたことのない人でも、年末に大勢の人が買い出しにやって来て賑わっている様子をテレビで目にしたことのある人も多いだろう。御徒町といえばアメ横というくらいの存在感を放っている。
しかしながら、この辺りにある商店街はアメ横商店街だけではない。他にもある。例えば、このとき僕が歩いていた上野中通りもそのひとつだ。アメ横の上野よりのところから枝分かれして伸びている上野中通りはアメ横とは別の商店街なのだ。
道は違えどアメ横との境はどこにも無い。何も知らなければここもアメ横商店街の一部だと勝手に思ってしまうだろう。実際、ほとんどの人はそのようなことを気に留めないに違いない。買いたいものが買えれば、売っているお店がアメ横商店街に属しているのか、はたまた上野中通り商店街に属しているのか、なんてどうでもいいことだ。
この写真に写っている人の中でも、一体どれくらいの人が自分が歩いているところがアメ横ではなく、上野中通り商店街ということを理解しているのだろうか。ほとんどの人がしていないだろう。
2021年9月 人びと 東京 | |
自転車 塀 御徒町 歩行者 商店街 |
No
12026
撮影年月
2021年2月
投稿日
2021年09月11日
更新日
2023年08月18日
撮影場所
御徒町 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF