興福寺はもともと藤原氏の氏寺として建立されたもの。藤原氏は、7世紀に活躍した藤原鎌足を始祖とし、歴史に名を残す人物を多数輩出した名家だ。近代では、内閣総理大臣を務めた西園寺公望や近衛文麿が子孫にあたる。
そんな権勢を誇った興福寺も、明治維新後の廃仏毀釈の嵐に巻き込まれ苦難の時代を迎えることとなった。広大な敷地を召し上げられ、奈良公園とされ、83か寺の子院と6つの坊が廃止されたのだという。
1717年に焼失するまで南大門がそびえていた場所には、基壇が復元されており、ステージのようになっている。ここからは中金堂の威容がよく見渡せる。中金堂まではかなりの距離があり、現在でも興福寺の境内は広大な印象を受けるが、かつてはさらに広大だったのだ。
2024年10月 町角 奈良 | |
ロングヘア 本堂 奈良市 寺院 世界遺産 |
No
12672
撮影年月
2024年4月
投稿日
2024年10月11日
更新日
2024年10月12日
撮影場所
奈良市 / 奈良
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
IPHONE 14 PRO