寺伝によると、十輪院は奈良時代に右大臣・吉備真備の長男とされる朝野魚養が元正天皇の旧殿を拝領し創建したとされるものの、現在の境内に建つ建造物は鎌倉時代以降のものばかりだ。国宝に指定されている本堂も鎌倉時代に建てられたもの。威厳を誇示するようなところは微塵もなく、なんだかお金持ちの農家の住宅のような趣きのある質素な本堂だった。
この日は本堂で灌仏会が執り行われていた。本堂前に出された椅子に檀家の人が腰を下ろしていて、本堂の中では僧侶が儀式を行っていた。日頃見たことのないようなものだからだろう。子どもが前のめりになりながら儀式の様子を眺めていた。
2024年10月 町角 奈良 | |
儀式 こども 奈良市 寺院 |
No
12669
撮影年月
2024年4月
投稿日
2024年10月10日
撮影場所
奈良市 / 奈良
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF